東雲製作所

東雲長閑(しののめのどか)のよろず評論サイトです。

アニメ

ライトノベル展2025レポート

昨年12月19日~28日に渋谷のTUTAYAで開かれていたライトノベル展2025に行ってきた。スクランブル交差点に面しているだけあって、外国人も多く訪れていた。 入口から入って正面の通路がライトノベルロードになっており、壁一面が無数のライトノベルの表紙で埋…

『ゆるキャン△』10周年記念展レポート

11月20日(木)の夜に「ゆるキャン△10周年記念展 キャンプの思い出集めちった」に行ってきた。 www.yurucamp-ex.com 私はなでしこ推しなので当初はなでしこDayの火曜日に行く予定だったのだが、客先との会議が長引いたため行けなかった。会議は定時までに終わ…

『ゆるキャン△』10周年記念展攻略ガイド

11月20日の夜に東京ソラマチで開催中のゆるキャン△展に行ってきた。 www.yurucamp-ex.com これから行く人のために取り急ぎ攻略ガイドを作成した。24日まで開催中の東京会場か1月28~2月9日の大阪会場に行く人は参考にしてほしい。 1.夕方に行った方がすいて…

劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来感想

(本稿は「劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来」の軽度のネタばれを含みます。具体的には誰と誰が戦うとか、ここの演出がすごかったというような情報を明かしています。どちらが勝つかや猗窩座の過去など、公式がぼかしている情報に関してはぼか…

鬼滅の刃柱展感想

1月29日の午後に半休を取って東京駅近くの「CREATIVE MUSEUM TOKYO」で開催されていた『アニメ鬼滅の刃柱展―そして無限城へ』に行ってきた。入場料は前売り2000円、当日2200円だ。最終週の平日だったのでさほど混んではいなかったが、女性中心にキャパの7~…

2025年1月の新作アニメ第1話レビュー

2025年1月放送開始の新作アニメ第1話を観れる限り観て感想をまとめた。第1話レビューなので、第2期以降で13話など表記が1話でない作品は省いたが、表記が1話になっていたものは第1期を観ていなくても観た。並びは放送開始順になっている。 天久鷹央の推理カ…

なぜアッパレ!戦国大合戦は納得がいくのに【推しの子】は納得がいかないのか。

(本稿は『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』と『【推しの子】』のあからさまなネタバレを含みます。) 【推しの子】(原作:赤坂アカ、作画:横槍メンゴ)が最終回を迎えた。ネットの反応を見ると最後の展開に納得がいかないという意見が…

負けヒロインが多すぎる!感想―温水はライナスの毛布。八奈見は主人公勇者。

(本稿は『負けヒロインが多すぎる!』のネタバレを含みます。) 『負けヒロインが多すぎる!』(原作:雨森たきび、監督:北村翔太郎)が面白い。 makeine-anime.com 負けヒロインにフォーカスすることで、あらゆるパターンをやりつくしたと思われていたラブ…

ゆるキャン△SEASON3感想~良い歌はアカペラでも心を打つ

(本稿は『ゆるキャン△』と『鬼滅の刃』のネタバレを含みます。) ゆるキャン△SEASON3を観ると心身ともに癒される。見終わると、ゆったりお風呂に浸かった後のように、心も体もすっきりしている。こんな感覚になるアニメは他にない。 なぜゆるキャン△を観る…

『姫様"拷問"の時間です』拷問官別拷問成功率まとめ

(本稿は『姫様"拷問"の時間です』のネタバレを含みます。) 『姫様"拷問"の時間です』(原作:春原ロビンソン、漫画:ひらけい、集英社)は私が最も連載を楽しみにしている漫画だ。1月からアニメも放送中だ。 「拷問官が美味しそうな食べ物などを使って姫様…

2023年テレビアニメベスト10

毎年恒例のアニメ年間ベストをお送りする。去年は5カ月遅れで発表したが、時季外れすぎてほとんど読んでもらえなかったので、頑張って1月に発表することにした。そのせいで、最後まで観れていない作品も多いが、本当に面白い作品ならすぐさま観たくなるだろ…

反劇的物語としての葬送のフリーレン

(本稿は『葬送のフリーレン』断頭台のアウラ編までのあからさまなネタバレを含みます。) 『葬送のフリーレン』(原作:山田鐘人、アベツカサ、監督:斎藤圭一郎、アニメーション制作:マッドハウス)は劇的物語のアンチテーゼとして設定されている。通常の…

最強キャラをどこに置くか――呪術廻戦感想

(本稿は呪術廻戦の抽象的な軽度のネタバレを含みます。) 作中最強キャラはどこに配置すべきだろうか。最強キャラが担う役割は大きく分けて三つある。1)敵、2)主人公、3)師匠だ。 1)最強の敵 最も多いのは敵が最強というパターンだ。小ボス、中ボスを倒して…

感動させたい時は感情移入させろ。笑わせたい時はさせるな。

(本稿は『鬼滅の刃』等のアニメのネタバレを含みます。) 海燕氏が「オタクは女の子になりたがっている? 「ポスト性同一性障害男子」は「政治的に正しい自慰」の夢を見るか。」という記事を書かれていた。 somethingorange.jp 海燕氏は「フィクションのな…

2022年テレビアニメベスト10

毎年恒例アニメの年間ベストをお送りする。去年のベスト10では何とか4月中には発表したいなどと書いていたが、5月になってしまった。 1)鬼滅の刃遊郭編(原作:吾峠呼世晴、監督:外崎春雄、アニメーション制作:ufotable)言わずと知れた鬼と鬼狩りの戦いを…

THE FIRST SLAM DUNK感想

(本稿は『THE FIRST SLAM DUNK』の結末までのあからさまなネタバレを含みます。) 2月中旬に『THE FIRST SLAM DUNK』(井上雅彦原作、監督、脚本)を観た。とにかくクライマックスのカタルシスがすさまじい。クライマックスの気持ちよさで言えば、過去見た…

22/7計算中season4感想

22/7は秋元康氏プロデュースのデジタル声優アイドルグループだ。メンバーはアニメ風のキャラクターと担当声優から構成されており、キャラクターとリアルメンバーの二形態で活動している。22/7計算中は2018年から放送されている22/7と三四郎によるバラエティ…

すずめの戸締まり感想

(本稿は『すずめの戸締まり』のネタバレを含みます。) 『すずめの戸締まり』は新海誠監督の最新作だ。公開初週に観たのだが、消化するのに時間がかかり、なかなか感想がまとまらなかった。観た直後は『君の名は。』>『すずめの戸締まり』>『天気の子』と…

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第一話感想

(本稿は『機動戦士ガンダム 水星の魔女』と『少女革命ウテナ』のネタバレを含みます。) 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』(原作:矢立肇、富野由悠季、監督:小林寛、アニメーション制作:サンライズ)が話題だ。ネット上の評判を見ると、ウテナだ百合だと…

映画ゆるキャン△感想―「楽しむ派」の設定に「為す派」の物語を接ぎ木するな

(本稿は『映画ゆるキャン△』のネタバレを含みます。) 『ゆるキャン△』(原作:あfろ、監督:京極義昭、アニメーション制作:C-Station)は私が最も好きなアニメの一つだ。それだけに、『映画ゆるキャン△』にはヒットして欲しい。映画がヒットすれば、TV…

明日ちゃんのセーラー服感想――興味はコミュ力に勝る

(本稿は『明日ちゃんのセーラー服』のネタバレを含みます。特に大きなネタバレは反転しました。) 『明日ちゃんのセーラー服』(原作:博、監督:黒木美幸、アニメーション制作:CloverWorks)はど田舎で育った明日小路がセーラー服に憧れてお母さんの母校…

2021年テレビアニメベスト10

2022年の第二クールが始まってしまったが、ようやく2021年テレビアニメベスト10を発表する。鬼滅の刃や王様ランキングのように年またぎで放送された作品は2022年版に回した。 1)無職転生 ~異世界行ったら本気だす~(原作:理不尽な孫の手、監督・シリーズ…

ブルーピリオド感想――クレイジーなことに挑む覚悟

(本稿は『ブルーピリオド』の抽象的ネタバレを含みます。)『ブルーピリオド』(原作:山口つばさ、総監督:舛成孝二、アニメーション制作:Seven Arcs)は主人公矢口八虎が東京芸大合格を目指すアニメだ。私は電撃小説大賞の応募作を仕上げている最中なの…

吸血鬼すぐ死ぬ感想――理論だけでは笑えない

(本稿は『吸血鬼すぐ死ぬ』のネタバレを含みます。) 『吸血鬼すぐ死ぬ』(原作:盆ノ木至、監督:神志那弘志、アニメーション制作:マッドハウス)は吸血鬼ハンターロナルドと吸血鬼ドラルクがコンビを組んで様々な吸血鬼と戦うギャグアニメだ。2021年のギャ…

「蜘蛛ですが、なにか?」に学ぶキャラクターの立て方

(本稿は「蜘蛛ですが、なにか?」の抽象的ネタバレを含みます。) 『蜘蛛ですが、なにか?』(原作・シナリオ監修:馬場翁、監督:板垣伸、アニメーション制作:ミルパンセ)は蜘蛛に転生した「私」を中心とした群像異世界ファンタジーだ。『蜘蛛ですが、な…

シャドーハウス感想――逆転・隠喩・二枚のカード

(本稿は『シャドーハウス』の抽象的なネタバレを含みます。)『シャドーハウス』(原作:ソウマトウ、監督:大橋一輝、アニメーション制作:CloverWorks)はユニークな設定のアニメだ。洋館「シャドーハウス」では貴族のような生活を送る顔のない黒づくめの…

スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました感想

『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』(森田季節原作、木村延景監督)(以下スラMAX)は異世界に転生し不老不死になった主人公アズサが、300年間コツコツスライムを倒していたら最強になっていたという出落ちのような小説が原作…

シン・エヴァンゲリオン劇場版感想――もっと脚本に労力を!

(本稿はシン・エヴァンゲリオン劇場版のあからさまなネタバレを含みます。) ようやく『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を観た。 私のこれまでの新劇場版の評価は、序→かなり面白い、破→すげー!最高!!、Q→ひどすぎる、もう知らん!という感じだ。Qで心が…

プロフェッショナル仕事の流儀~庵野秀明スペシャル~感想

『プロフェッショナル仕事の流儀~庵野秀明スペシャル~』が話題になった。ネットでは異常なまでにクオリティを追及する庵野監督に振り回される周囲の人々に同情する意見が多かった。私は本放送を録画しておらず観られなかったのだが、5月1日の深夜に再放送…

2020年テレビアニメベスト10

2019年テレビアニメベスト10は2019年の年末に書いて発表した。 shinonomen.hatenablog.com だが、その後に放送された『慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~』の最終回が滅茶苦茶感動的だった。これを観てから選定していれば、絶対ベスト10入りの…