東雲製作所

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2007-01-01から1年間の記事一覧

冬コミメモ

今回は不参加です。 村長会議 C73 初日 東5 フ-50a ライトノベルフェスティバル 30日 東地区 ?ブロック-22a うさ道 2日目(30日(日))、西す-37a「東京大学新月お茶の会」朝日新聞に取り上げられたことより、小原さんが新月お茶の会出身だということ…

ノトの男は謳う、狼と残光は衰退しました 感想

USBメモリーを紛失したり(最近になって発見)、風邪を引いたりしていたせいで、やたら感想を溜め込んでしまった。狼と香辛料VI 支倉凍砂 電撃文庫 二つのミステリーを軸に展開するのだが、一つはホロがどうして怒ったのかという超日常の謎であり、もう一…

失われた幽霊のゆりかご感想

失われた町 三崎亜記 集英社 『失われた町』が何の象徴であるのか考えてみるに、原爆とも戦争とも自然災害とも伝染病とも単なる死とも違い、作者は何を描きたかったのだろうと思いながら読んでいたのだが、結局のところ、エヴァがやりたかったのではないかと…

さよなら階段目録感想

このライトノベルがすごい!2008 が発売。私のコメントもいくつか載っていましたが、去年のに比べるとキレを欠いている。 24日の昼頃、電撃15年祭に行く予定。 本サイトで古橋秀之・秋山瑞人講演&サイン会の詳しいレポート書きましたよ、とさりげなく宣…

銀河階段王ポイ感想

文学フリマに行く予定です。銀河英雄伝説1黎明篇 田中芳樹 徳間文庫 今読むと、『創星記』の様にあからさまに影響を受けているもの以外にも、例えば『コードギアス』のルルーシュとスザクはラインハルトとキルヒアイスなんじゃないか、という風にあらゆるエ…

不気味な多重キラーの謎感想

多重心世界シンフォニックハーツ上 独声者の少年 永森悠哉 角川スニーカー文庫 ぽこぽこ評論が書けそうな、格差社会やネット人格等々、現代社会の映し鏡のような設定がいかしており、また、個々のキャラクターの果たすべき役割が明確で、キャラとして軸がぶ…

トラックバックミスった! オートトラックバックだからリンク張れば良いわけじゃないのですね。三銃士 上 アレクサンドル・デュマ、竹村猛 訳 角川文庫 最近ライトノベルばかり読んでいたので、たまには古典もと思って読んだら、ばりばりキャラが立ったエン…

変ラノ投票

偏り投票企画「そう、あたしたちはこんなにも変てこなライトノベルを愛しているのだらよ」に投票します。 http://maijar.org/?q=node/1910 【変ラノ/4086302640】 【変ラノ/9784086302951】 【変ラノ/9784044146184】 【変ラノ/4840236453】 【変ラノ/482916…

D姫ノ全テはダテじゃない!感想

DIVE!!上 森絵都 角川文庫 以前CAXさんがお勧めライトノベルに挙げていたけど、”青森の海でしか飛ばない、伝説のダイバーの孫”などなどキャラの立て方は完全にライトノベルだ。 『銀盤カレイドスコープ』が好きな人ならほぼ間違いなく気に入るだろ…

鳥籠荘の悪魔の夏の扉の修繕屋感想

鳥籠荘の今日も眠たい住人たち3 壁井ユカコ 電撃文庫 相互に関連した短編集でありながらどういう順番で読んでも良いという超絶技巧を見せている。 キズナ視点の時はキズナ本人はわたわたしている一方で、有生はかわいくも格好よく描かれているのに対し、有…

ふつうの戦う神曲薔薇少女 感想

神曲奏界ポリフォニカ ぱれっと 浅井ラボ/あざの耕平/神野オキナ/三田誠 GA文庫 『されど罪人は竜と踊る』よりさらにどんづまりな浅井さんの短編など、作者の持ち味が出てバラエティー豊かな短編集。 中でもあざのさんの『ダン・サリエルと白銀の虎』は…

文学少女小説まとめ

『時載りリンネ!』を読んでいて、そういえば文学少女が出てくる小説って結構あるよな、と思い、まとめてみました。 ここでは文学少女を「年中本ばかり読んでいる少女」もしくは「本が無いと生きていけない少女」と定義しました。 これが抜けているぜ、とい…

エンドロールまで彼女を禁ずミステリ感想

オフ会お疲れ様でした。特にへろへろな状態で骨を折って下さった平和さんには感謝です。 名前は知らないけどサイト名を聞くとおおっという方が多数参加されていましたね。エンドロールまであと、 壁井ユカコ ルルル文庫 ぎをらむさんが言っていた桜庭一樹作…

時時狼先生の庭だな感想

帰省先の図書館は司書さんが目利きなのに対し、利用者はあまり目利きではないらしく、これはっ!という本が(貸し出されずに)棚に並んでいました。時載りリンネ!1はじまりの本 清野静 角川スニーカー文庫 子ども達がどこまでだって進んでいけるような明る…

ライトノベルリング関連で2007年夏コミに出店するサークルリスト

サイトのトップの辺で宣伝をしているのを抜き出しました。抜けがあったらごめんなさい。平和の温故知新/まいじゃー推進委員会!1日目8月17日(金) 東ホ46a/東ホ46b 内容:谷川流・とある魔術の禁書目録・鋼殻のレギオス ウィザーズ・ブレイン・おりがみ翠…

死なない永遠の悪魔青年の彼女ための樹海学校感想

悪魔のミカタ6662 スコルピオン・テイル うえお久光 電撃文庫 二百八頁の洋平の台詞に痺れたのだが、冷静になってみると、皆がそれをやったら万人の万人に対する闘争状態になってしまうではないか。 本作ではカエルを刺してカエルもろとも河に沈んでしまう…

「2007年上半期ライトノベルサイト杯」投票

「2007年上半期ライトノベルサイト杯」投票新人・新作部門沈黙のフライバイ 野尻抱介 ハヤカワ文庫 JA 文庫 714 2/24 【07上期ラノベ投票/単発/9784150308797】 青年のための読書クラブ 桜庭一樹 新潮社 単行本 1470 6/29 【07上期ラノベ投票/単発/978410304…

砂漠宇宙悪魔魔術のワンダフルな思考法感想

一ヶ月近く更新を溜め込んでしまった。悪魔のミカタ666 スコルピオン・オープニング うえお久光 電撃文庫 久しぶりの悪魔のミカタはリピドーが炸裂している箇所と、ミステリーな箇所が良かった。 それにしても何でこの人達はこんなにテキトー成分が不足し…

神様の壊れたキス感想

下の記事には平和さんとリッパーさんがリンクを張って下さったので(有難うございます)、恐らく結構アクセス数を稼いでいると思うが、アクセス解析してないので分からないのであった。それがはてなに完全移行しない一因でもあり。神様のメモ帳2 杉井光 電…

ロミオから始めるガガガ文庫

ライトノベル系書評サイトの人がガガガ文庫の中で何を最初に読んだか調査しました。書評が書いてある順に読んだと判断。順不動。 人類は衰退しました 平和の温故知新@はてな 好きなら、言っちゃえ!!告白しちゃえ!! まいじゃー推進委員会! いつも感想中…

王立死神学園フリークや! の感想

学園カゲキ! 山川進 ガガガ文庫 ストーリー本線はものすごくベタなのだが、タレント養成高校という設定をかまして虚実を反転させることで引き込まれる話になっている。 それにしても人はどうして裏側にあるものは真実であるように感じるのだろう。ボクは武…

メイドヤクザボーイズの思い出は衰退しましたの感想

デッドエンドの思い出 よしもとばなな 文藝春秋 作者はあとがきで「つらく切ないラブストーリーばかり」と書いているが、私にはむしろ幸せな部分が心に残った。 恋愛小説は異世界の出来事のように感じることが多いが、本作は自分と地続きの場所で起きている…

よくわかる文学都市ブールの外 感想

”文学少女”と穢名の天使 野村美月 ファミ通文庫 ミステリーはどれも、探偵が事件が起こったあとに登場するため、大なり小なり事件が起こる前に探偵が登場していればなあ、と思うのだが、本作の場合、遠子先輩が太陽の如き輝きを放っているため、なおさらミス…

戦う部屋と階段落とし感想

『戦う司書と荒縄の姫君』は間違いなく年間ベスト級の傑作でした。 この巻で一区切りなので、未読の方はぜひ既刊六冊の一気読みを! ROOM NO.1301 #8 妹さんはオプティメスティック! 新井輝 富士見ミステリー文庫 八巻のラストシーンに至って、遂に通常の意…

冬の鳥籠ウィザーズ感想

ウィザーズ・ブレインVI 再会の天地<中> 三枝零一 電撃文庫 着々と全メインキャラクター友達化が進行しているのだが、思想的に対立しているのはサクラとイルだけだし、みんなすごい善人ばかりなので、出会えば友達になるのもむべなるかな。 今回はすこぶる…

学園異能の感想

私は都民ではありませんからね! LNFに参加される方はどうぞよろしく。銀月のソルトレージュ―ひとつめの虚言 枯野瑛 富士見ファンタジア文庫 過去の出来事に関する情報の出し方が見事だ。 他の学園異能ものと比べると、主人公がエロい状況に動揺するところに…

ライトノベルの感想

電撃春の祭典な方々はどうもでした。名前だけ知ってる何人かと話ができたのが一番の収穫でした。 イベント自体の感想としては、ハセガワケイスケさんが、作品イメージと違ってギャグで盛り上げておられたのが印象的でした。 アリフレロ キス・神話・Good by …

ライトノベル以外も読むぞ月間2(最終回)

4/1の「電撃文庫ファンの集い」。整理券配布が9:30でイベント開始が17:00からって七時間半も何してれば・・・ 一旦家に帰ろうかしらん。まほろ駅前多田便利軒 三浦しをん 文藝春秋 キャラクターの立て方の程度とか、イラストがついているところとか、まるっきり…

ライトノベル以外も読むぞ月間1

最近ライトノベルしか読んでいなかったので、2/23から私的ライトノベル以外を読むぞ月間を始めたのですが、殆ど読まないうちにもうすぐ終わってしまうのは何故? まあ小説の資料を読んでいたというのもあるのだけれど。 沈黙のフライバイ 野尻抱介 ハヤカワ…

金賞の感想

怒涛の新人賞ラッシュ終了。読んだ中では「扉の中」が一番面白かった。 全体の傾向として、敵が希薄化していると感じた。これについては時間があればいつの日かいずれまたそのうちに書く予定。 扉の外 土橋真二郎 電撃文庫 『無限のリヴァイアス』+『バトル…