東雲製作所

東雲長閑(しののめのどか)の投資と評論サイトです。ジオシティーズ(http://www.geocities.jp/shinonomenod/)から移転してきました。

押し目買い戦略は有効か

S&P500連動ETF、VOOの調整後チャートを示す。

f:id:shinonomen:20211012173703p:plain

VOOチャート

 

下落した株価が複数回反発した線を、テクニカル分析用語で支持線と言う。
2021年以降、S&P500は9月20日に明確に下抜けるまで、概ね50日移動平均線で支持されていた。
単に定期積立するより、50日線にタッチした所で押し目買いすればリターンを改善できたのではないか。

そこで、2021年1月から9月に毎月月初に100$ずつ得られる投資資金を、下記の2戦略で投資した場合の9月28日時点でのリターンを比較した。
1)毎月月初に100$ずつ購入(定期買い戦略)
2)50日線を下回るまで待って、その時点で貯まった投資資金全額で購入。(押し目買い戦略)

1)定期買い戦略    6.92%
2)押し目買い戦略    7.04%

押し目買い戦略が上回ったものの、リターンの差は0.12%とわずかだった。

一方、同様の戦略を2020年4月から2021年9月の期間で行った場合のリターンは下記の通りだ。
1)定期買い戦略    24.00%
2)押し目買い戦略    21.80%

S&P500は4月23日から9月18日まで5ケ月間、50日移動平均線にタッチしなかった。この間に買えなかったことで、押し目買い戦略の方が2.2%劣後する結果となった。

押し目買い戦略ははっきりした支持線が存在する時であれば、わずかにリターンを改善できる可能性があるが、上げ相場で長期間支持線にタッチしないと大きくリターンを損ねるリスクがある。
また、定期買い付けの場合は設定して放っておけば良いのに対し、押し目買いをするには毎日値動きをチェックしなくてはならず、手間がかかる。
押し目買い戦略によるリターンの改善はわずかで、リスクと労力に見合っていない。

ただし、今回の検証期間はS&P500が右肩上がりだった。上げ相場ではさっさと買うのが有効だが、横ばいのレンジ相場や、下げ相場では押し目買いや下落待ちが有効である可能性がある。
それについては後日、別記事で検証する予定だ。

結論:上げ相場では押し目買いによるリターンの改善効果はわずかで、リスクと労力に見合っていない。

「蜘蛛ですが、なにか?」に学ぶキャラクターの立て方

(本稿は「蜘蛛ですが、なにか?」の抽象的ネタバレを含みます。)

蜘蛛ですが、なにか?』(原作・シナリオ監修:馬場翁、監督:板垣伸、アニメーション制作:ミルパンセ)は蜘蛛に転生した「私」を中心とした群像異世界ファンタジーだ。
蜘蛛ですが、なにか?』には二人の主人公がいる。私(蜘蛛子)とシュンだ。
二人はキャラクターとしての魅力が天と地ほど違う。蜘蛛子はライトノベル屈指の面白いキャラだ。悠木碧氏の熱演もあって、滅茶苦茶魅力的だ。一方のシュンは凡百の主人公程度の魅力しかない。
二人を比較することでキャラクターの立て方を学ぶことができる。

1)二面性がある。
ヤンキーが捨て猫にミルクを上げていると魅力的に見えるように、人はギャップのあるキャラに心動かされる。
蜘蛛子は人間は経験値が稼げて美味しいなどと言いながら平気で敵兵を殺すような残虐性を持っているが、赤子を助けてあげるような善良さも持っている。読者が嫌いになるぎりぎりのラインを突いた絶妙なバランスだ。
一方、シュンは善良なだけなのでキャラクターに深みがない。
魅力だけでなく、欠点や悪い面を設定することでキャラクターに深みが出るのだ。

2)過酷な試練を与えられている。
主人公が立ち向かっている試練が過酷なほど、視聴者は応援したくなる。
蜘蛛子は次から次へと死ぬ寸前のピンチへ追い込まれるが、勇気と知略を駆使し、たった一人で強大な敵に立ち向かう。
一方のシュンはいつも仲間に助けてもらっている。蜘蛛子に比べて甘やかされている。
主人公には作者が考えうる限り最も過酷な試練を与えるべきだ。それを乗り越えることで主人公が大きく成長するのだ。

かけあいの面白さが出せないので、蜘蛛子のように主人公が延々単独行しているというのは異例だ。単独行なのに話が成立させられるということをとっても蜘蛛子がどれだけ良いキャラか分かる。

3)読者の想像を超えた行動をする。
主人公が予想外の行動をすると、視聴者は先の展開が読めず、話がスリリングになる。
蜘蛛子は無鉄砲で好戦的な性格なので、視聴者の想像を超えた行動に出て、波瀾万丈のストーリーになっている。
一方のシュンは常識的な性格なので、行動に驚きがない。
蜘蛛子の場合、もう逃げないという強い信念が無鉄砲な行動につながっている。キャラクターに強い信念を持たせると、話が劇的になりやすい。


このように、シュンは蜘蛛子に比べて全然魅力がないが、最後まで見たらなぜシュンがこういうキャラになったのかがわかった。

蜘蛛ですが、なにか?』には大きく二つの魅力がある。蜘蛛子のキャラとミステリー的大仕掛けだ。
シュンは視聴者のアバターとして視聴者に情報を伏せておくためのキャラ。いわゆるワトソン役だったのだ。
ワトソンはホームズより穏当な性格である必要があるし、いきなりホームズを裏切ってモリアーティー教授についたりしたら作品世界が崩壊してしまう。アバターはあまりキャラが立っていては困るのだ。

 

 

ショックを受けた人間はどうなるか

出張先で現場リーダーを務めていた。私はうかつな人間だが、サブリーダーが非常に優秀で常人の三倍ぐらいの仕事をこなす。仮に名前をシャアとしよう。予算に制約があり工期がタイトだったのだが、頑張って残業をして仕事を進め、工期に余裕が出てきた。
すると、部長から、品質を上げるため追加作業を行ってほしいという電話がかかってきた。私はそんなことを言ったらみんなが激怒すると反対したのだが、シャアが了承済みだと言うので、受け入れた。

翌日、私のチームが時間を読み違え、作業開始が三十分遅れた。するとシャアの不満が爆発し、私のことを皆の前でディスり始めた。夜になると嫌味たっぷりのメールを連投してきた。私にもミスがあったとは言え、ここまで来るとパワハラだよ。
工期が再びタイトになった主な原因は部長にあるので、部長に対して怒ってほしいのだが、部長とシャアは仲が良い。そのため、さほど仲が良くない私に不満の矛先が向かったのであろう。

困ったものだ、と思いながらコンビニに行くと、コンビニの前でホテルの部屋に財布を忘れてきたことに気がついた。財布を取って来て買い物を済ませ、部屋に荷物を置いてからロビーで仕事をしていたのだが、部屋に戻ってみると部屋の扉が開けっ放しだった。机の上には財布が置きっぱなしである。慌てて財布を確認したが、何も盗られていなかった。
いくら私がうかつものでも、普段はホテルの部屋の扉を開けっ放しにしたりはしないので、ショックを受けているのだな、と実感した。


小説では登場人物の感情を表すのに、「ショックを受けた」などと直接的に書くより、「床にへたり込んだ」、「息が荒くなった」、「その日はなかなか眠れずベッドの上で寝返りを繰り返した」などと身体的反応で書くことが望ましい。だが、これらの表現は手垢にまみれている。
ショックを受けた人間が「ホテルの部屋の扉を開けっ放しにした」というのは斬新でありながら、心的ダメージを受けたことが読者に伝わってくる良い描写だが、机上で考えていても絶対に思いつかなかっただろう。

私は金を貯めて早期リタイアし、家に引きこもってストレスフリーな暮らしを送りたいと望んでいるが、小説を書く上ではある程度ストレスがあった方が良いのかも知れない。あくまである程度であり、こんな強いストレスは二度とごめんだが。

クライマーズ・ハイ感想――冴えないおじさんの人生だって面白い

(本稿は『クライマーズ・ハイ』の抽象的なネタバレを含みます。)

クライマーズ・ハイ』(横山秀夫著、文藝春秋)は日航機墜落事故を報じる北関東新聞社内の出来事を追った2003年の小説だ。
読んで感じたのはこの20年でエンタメセオリーが大きく変化したということだ。『クライマーズ・ハイ』は映画化もされたベストセラーだが、当時はこういうじっくりとした小説がベストセラーになるぐらい社会に余裕があったのだろう。
クライマーズ・ハイ』は現代エンタメセオリーをことごとくぶち破っている。具体的には下記の通りだ。

1)登場人物が冴えないおじさんばかり
昭和六十年の新聞社を舞台にしているので、主要登場人物がおじさんばかりだ。しかも格好よいのは部下の佐山ぐらいで、他は人生に疲れきった冴えないおじさんばかりである。
主人公で日航全権デスクに就任する悠木も、たまに格好良い所を見せたかと思うと、すぐにまた日和ってしまいぱっとしない。悠木に立ちはだかる敵も巨悪などではなく、社内政治に汲々とする小物ばかりだ。

現代のヒット作は若者が主人公であることが多い。中年読者も昔は若者だったため、若者主人公にも共感することができるが、若い読者は中年だった経験がないため、中年主人公に共感することは難しい。
冴えないおじさんが主人公の作品もあるが、ほぼ例外なく作中で格好良く変貌する。
現代の読者は現実に疲れきっているので、冴えないおじさんが冴えないままという現実そのままの物語など読みたくないのだ。


2)掴みが遅い
現代の読者はせっかちなので、スピーディーな展開にしないとすぐに投げ出してしまう。読者の心を掴むぐっとくるシーンを早めに入れるのが重要だ。
本作の問題点は主人公悠木がやる気を出すのが遅いことだ。悠木は全権デスクなど自分には荷が重いと思っており、嫌々務めているが、ある出来事をきっかけとして、主体的に取り組むようになる。だが、それが全編の40%も過ぎてからなのだ。
現代の読者は早く気持ちが良いシーンを読みたがっているので、本作のように長編の40%をすぎるまで主人公に見せ場がないような構成は許されない。


3)主人公の動機に共感できない
現代でヒットしているのは万人が共感できる物語だ。鬼滅の刃を観ている人は誰もが炭治郎に無惨を倒してほしいと思っているし、半沢直樹を観ている人は巨悪を叩きのめしてほしいと思っている。

本作の主人公悠木は社内の敵対勢力と日航の記事を一面にするか社会面にするかといったことで戦っているが、私はどうでも良くないか、と思ってしまった。
本作の新聞記者達は他紙より一日早くスクープを抜くことを最大の名誉だと考えているが、読者からすれば、一日早く知ることによるメリットなど何もない。新聞記者なら共感できるのかも知れないが、部外者の私からすればコップの中で小さな争いをしているという印象しかない。
新聞記者でも沖縄密約を暴いた毎日新聞西山記者のような人を主人公にすれば、記事が社会に与える影響は大きいし、敵は強大だし、もっと劇的な話になっただろう。日航機墜落事故では新聞記者が頑張っても事件そのものには何の影響も及ぼせないので、小説の題材には向いていない。


このように、『クライマーズ・ハイ』の設定は現代エンタメセオリーにことごとく反しており、面白くなりようがない。にも関わらずめちゃくちゃ面白い。実際に著者がモデルとなった新聞社に勤務していただけあって、文章から汗の匂いまでもが漂ってくるかのようだ。圧倒的なディティールと文章力で読者を作品世界に引きずり込み、全てをねじ伏せてしまっている。お手上げだ。

本作から言えるのは、冴えないおじさんの人生だって面白く描くことができるということだ。それは取りも直さず冴えないおじさんだって人生を面白くすることができるということでもある。
外から見て格好良いか悪いかなど関係ない。本人の心に情熱さえあれば、面白い人生にできるのだ。

冴えないおじさんの一人として、勇気をもらった一作だ。

 

長期下落している株は割安になった後暴騰する。

日経平均株価は8月30日から9月8日まで怒涛の八連騰。9月9日は下げたものの、9月10日も1.2%上昇。2週間で9.9%も上昇した。

f:id:shinonomen:20210915220952p:plain

日経平均チャート

さらにすごいのがソフトバンクグループ株で、9月7日の1日だけで9.9%も暴騰した。9月3日から8日の4営業日で18.0%もの上昇だ。

f:id:shinonomen:20210915221033p:plain

ソフトバンクグループチャート

日経平均菅首相の退陣表明、ソフトバンクグループはドイツテレコム株の取得がきっかけとなって一段高となったが、急騰した根本的な原因は、これらの株がやたら割安になっていたことだ。8月30日時点で日経平均株価はPER13.02、ソフトバンクグループはPER8.1倍と非常に割安だった。

効率的市場仮説では、割安な株はただちに適切な価格まで買われるので、割安なまま放置されることはないとされている。なぜ日経平均ソフトバンクグループ株は割安のまま放置されていたのだろうか。それは日経平均ソフトバンクグループが長期的に下落していたからだ。
日経平均は2月に3万円を超えてから上下動を繰り返しながら下落し続けていた。ソフトバンクグループは5月に決算失望で急落してから延々と下げ続けていた。

市場には二種類の投資家がいる。ファンダメンタルに基づいて売買している投資家とテクニカルに基づいて売買している投資家だ。
前者は会社の利益・売上・資産といったデータを元に割安かどうかを判定して売買を行う。後者は株価が上昇しているか下降しているかというトレンドに基づいて売買を行う。
通常は株が割安になるとファンダメンタル投資家が買いを入れるので適切な価格に戻る。

長期的に下落している株はテクニカル投資家が売り続けている。
株が下落し続けていると、いずれ適切な価格よりも下落して割安になる。だが、テクニカル投資家はバリュエーションは気にしないので構わず売り続ける。 
どこまで下がるか分からないのでファンダメンタル投資家も割安だとは思っていても買いにくい。たとえ買っても、テクニカル投資家が全力で売っているので、負けてしまうことが多い。そのため、株価は割安な価格になっても下がり続ける。

だが、何らかのきっかけで株価が底を打って上がり始めるとどうなるだろう。
テクニカル投資家は株価のトレンドが下落から上昇に転じたと判断し、売りポジションを手仕舞って買いを入れる。ファンダメンタル投資家も、割安株の底打ちが確認できたので安心して買いを入れる。
テクニカル投資家とファンダメンタル投資家が一斉に買うので、株価が暴騰するのだ。

長期下落している株を買うのは怖いので、株価が上昇トレンドに乗ったのがはっきりしてから買いたくなる。
だが、皆がそう思っているので、上がり始めるやいなや買いが殺到し、株価が暴騰してしまう。
株価が暴騰すると、利益確定売りで急落するリスクがあるので買いづらい。こうして割安だと分かっていたにも関わらず、株を買い逃すことになる。

株のトレンドを示すMACDを見ると、日経平均は8月24日に、ソフトバンクグループは8月31日に上抜いている。ここですぐ買えば急騰分をまるまる儲けることができた。

f:id:shinonomen:20210915221200p:plain

f:id:shinonomen:20210915221347p:plain

 

私はソフトバンクグループ株が割安だと思っていたのだが、本格的に買うのは上昇がはっきりしてからにしようと思っているうちに急騰してしまったため、ほんの少ししか買えなかった。

明らかに割安な株は遅かれ早かれ、適切な価格まで上昇する。下げ止まりの兆候が見えたらすぐに買うのが肝要だ。

シャドーハウス感想――逆転・隠喩・二枚のカード

(本稿は『シャドーハウス』の抽象的なネタバレを含みます。)
『シャドーハウス』(原作:ソウマトウ、監督:大橋一輝、アニメーション制作:CloverWorks)はユニークな設定のアニメだ。
洋館「シャドーハウス」では貴族のような生活を送る顔のない黒づくめの一族「シャドー」とそれに使える「生き人形」がペアとなって暮らしている。生き人形のエミリコと主のケイトは「お披露目」の試練に挑むが、その過程で徐々にシャドーハウスの秘密が明らかになっていく。

本作は設定が論理的に構成されているので創作上学ぶべきことが多い。主に学んだのは下記の三点だ。


1)構造をひっくり返すと物語が生まれやすくなる
物語構造論で「シャドー」とは主人公と逆方向に自己実現した者を表す。スターウォーズで言えばルーク・スカイウォーカーが主人公で、ダース・ベイダーがシャドーだ。
通常、シャドーは抽象的な意味で主人公の影なのだが、本作ではシャドーを文字通り影にしている。これは盲点になっていた設定で、この手があったか、と膝を打った。

「シャドーハウス」はさらに捻って、シャドーを主人、主人公を従者にしている。
設定をひっくり返したことでひっくり返した砂時計のように物語に動きが発生している。
政情が安定している国を舞台にするより、クーデターで反乱軍が政権を奪取した国を舞台にした方が物語を作りやすい。
人間に影の一族が仕えているのだと自然な設定なので、物語構造として安定している。本作のように影の一族を主にすると、不安定になるので、物語が発生しやすくなるのだ。


2)現実世界とからめた設定にすることで、作品世界が自分事になる。
斬新な設定は視聴者に新鮮な驚きを与えるが、単に斬新なだけだと、視聴者に自分とは関係のない世界の出来事だと思われてしまう。

本作にはシャドーが悪感情を抱くとすすが出て、生き人形がすすを大量に摂取するとすす病になるという設定がある。これはネットでヘイト投稿ばかり見ていると心を病んでしまうことの隠喩ともとれる。
すす病になると自分の頭で考えられなくなり、「全てはシャドー家のために」と繰り返すようになるが、これも一つのイデオロギーに囚われて物の見方が一面的になってしまうことの隠喩に見える。

現実世界を想起させるような設定を取り入れることで、視聴者が物語を自分事として捉えるようになり、物語も深みを増すのだ。


3)キャラを魅力的にする二大要素は表情と他者を想う心
エミリコのくるくる変わる表情はそれだけで魅力的だ。
フィクションは心の動きを描くものだ。豊かな表情は一瞬でキャラクターの心の動きを視聴者に伝えてくれる。

小説は表情を視覚的に伝えることができない。表情を文章で描写することはできるが、「彼女は花が咲いたような笑みを浮かべた。」などと書いても、視覚的に笑顔を見た時に受ける魅力には遠く及ばない。
人間は人間の表情だけやたら解像度が高く見分ける能力を持っている。表情を視覚的に伝えられないというのは小説の大きな欠点だ。

本作のシャドーは顔がないという小説と同様のハンデを負っているにも関わらず、キャラを立てることに成功している。
本作に登場するケイトやジョンが顔がないにも関わらず魅力的なのは、「他者を想う心」を持っているからだろう。
人間は誰しも他者から優しくされたいという欲求を持っているから、他人への思いやりを持ったキャラを好ましく感じる。
キャラを魅力的にする要素は色々あるが、「表情」と「他者を想う心」こそ最強のカードなのだ。

漫画・アニメ・映画・ドラマなどの視覚メディアは、表情が魅力的であれば、それだけでキャラを立てることができる。
小説には最強の二枚のうち一枚を使えないというハンデがある。「他者を想う心」が一切ない独善的なキャラクターを魅力的に描くのは難しいのではないだろうか。

shadowshouse-anime.com

 

梅ジャムとママレードを作った

6月初頭に梅の実を収穫して梅酒を漬けた。

shinonomen.hatenablog.com


6月10日に梅の木を見に行ったら、梅の実が大量にぼたぼた落ちていた。
もったいないので虫に食われていない実とまだ生っている実を集めて梅ジャムを作ることにした。

f:id:shinonomen:20210831163748j:plain

通常、梅ジャムを作るには何度も下茹でして柔らかくする必要がある。だが、この梅はすでにぶちゃぶちゃなので、軽く茹でてお湯を切ってかき回してから砂糖をぶち込み、種を取るだけで完成した。

f:id:shinonomen:20210831163813j:plain

f:id:shinonomen:20210831163827j:plain

出来上がった梅ジャムはすっぱくて歯が溶けそうだったが、砂糖を増やしたらそこそこ美味しくなった。

f:id:shinonomen:20210831163918j:plain

大瓶、中瓶、小瓶の3瓶分取れた。

f:id:shinonomen:20210831163951j:plain

 

休日の朝はトーストに梅ジャムを塗って食べていたのだが、8月に大瓶のジャムを食べ終えた。
そこで次にみかんの皮でママレードを作ることにした。

f:id:shinonomen:20210831164015j:plain

冷蔵庫に貯めておいたみかんの皮を切って砂糖をまぶし、少量の水で茹でると完成した。

f:id:shinonomen:20210831164038j:plain

f:id:shinonomen:20210831164052j:plain

f:id:shinonomen:20210831164108j:plain

f:id:shinonomen:20210831164128j:plain
刻むのが面倒で大きく切った上に茹で時間も短かったので全然ジャム感がない。ママレードというよりみかんの皮の砂糖漬けという感じだ。
苦みもあるので、下茹でした方が良かったようだ。

ジャムを作ってみて分かったのは、ドン引きするぐらい砂糖をどさどさ入れないと甘くならないということだ。
味の点では市販品に劣っていたが、ジャムを食べすぎると体に悪いことが実感できたという点では有意義な体験だった。