つみたてNISAとiDecoで米国株インデックスファンドを積み立てている。
QQQ連動投信はつみたてNISAやiDecoで買えないので、QQQ連動ETF(2631)を手動で買っている。
せっかくなので下落時に買うことにしているのだが、QQQは6月3日に移動平均線付近まで下落して以降下落らしい下落がなく、全然買うことができない。
株式の割高さを示す指標にRSIがある。過去一定期間の上げ幅(前日比)の合計を、同じ期間の変動幅の合計で割った値で、買われすぎ、売られすぎを判断するのに用いる。
一般に、RSI30以下が売られすぎ、70以上が買われすぎだ。
QQQのRSIは7/7には77まで上昇。7/14時点で75.54だ。70以上が買われすぎなので、かなりの割高だ。
(その後QQQは7/15,16に続落し、RSIは60.40まで下落した。まだ移動平均線には到達していない。)
「押し目待ちに押し目なし」という格言もある。割高なのは気にせずに、買ってしまった方が良いのだろうか。
そこで、過去にQQQのRSIが70以上に達した場合、その後どうなったかを調べてみた。
大きな下落が来て元値を下回ったら「下落待ち」の方が良かったし、元値を下回ることなく上昇が続いたなら「すぐ買う」方が良かったということになる。
過去20回の結果は下記の通りだ。
(RSIが70以上に上がり、70以下に下落するまでを1回とカウントしている)
時期 | 下落後の位置 | より良い戦略 |
---|---|---|
2020.8 | 平均線の下 | 下落待ち |
2020.7 | 平均線の上 | 下落待ち |
2020.6 | 平均線付近 | 下落待ち |
2020.2 | バンドの下 | 下落待ち |
2020.1 | 平均線付近 | 下落待ち |
2019.12 | 平均線の上 | すぐ買う |
2019.11 | 平均線の下 | 下落待ち |
2019.11 | 平均線付近 | 下落待ち |
2019.4 | バンドの下 | 下落待ち |
2019.3 | 平均線付近 | 下落待ち |
2018.8 | 平均線の下 | 下落待ち |
2018.6 | 平均線付近 | 下落待ち |
2018.6 | 平均線の上 | すぐ買う |
2018.1 | バンドの下 | 下落待ち |
2017.11 | 平均線の下 | 下落待ち |
2017.11 | 平均線の上 | 下落待ち |
2017.1 | 平均線の上 | 下落待ち |
2017.6 | 平均線の下 | 下落待ち |
2017.4 | 平均線付近 | すぐ買う |
2017.3 | バンド下限 | 下落待ち |
過去20回中17回は下落待ちの方が良かったという結果になった。RSIが70以上になったら、ほとんどの場合下落を待ってから買った方が良い。
また、20回中15回は移動平均線付近まで下落している。平均線より上までしか下落しなかったことも5回あるが、その場合も翌月には移動平均線付近まで下落している。
RSIが高い時は買わずに我慢をし、下落が始まったら移動平均線の少し上に指値を入れておく戦略が良さそうだ。
結論:QQQのRSIが70を超えたら、下落を待ってから買った方が良い可能性が高い。