東雲製作所

東雲長閑(しののめのどか)の投資と評論サイトです。ジオシティーズ(http://www.geocities.jp/shinonomenod/)から移転してきました。

投資

押し目買い戦略は有効か

S&P500連動ETF、VOOの調整後チャートを示す。 VOOチャート 下落した株価が複数回反発した線を、テクニカル分析用語で支持線と言う。2021年以降、S&P500は9月20日に明確に下抜けるまで、概ね50日移動平均線で支持されていた。単に定期積立するより、50日線に…

長期下落している株は割安になった後暴騰する。

日経平均株価は8月30日から9月8日まで怒涛の八連騰。9月9日は下げたものの、9月10日も1.2%上昇。2週間で9.9%も上昇した。 日経平均チャート さらにすごいのがソフトバンクグループ株で、9月7日の1日だけで9.9%も暴騰した。9月3日から8日の4営業日で18.0%もの…

テーパリング・利上げ局面で強い資産は何か

FRBが年内にテーパリングを開始するという観測で市場が動揺している。先週のS&P500は0.59%下落。あおりを食らった日経平均は3.44%も下落した。 コロナで悪化した経済を立て直すため、米国のFRBを始めとした世界の中央銀行は、金利の引き下げや国債の購入とい…

暴落した中国ハイテク株は割安か

中国株が暴落している。中国当局は7月にハイテク企業や教育企業などに対する規制を相次いで発表。香港ハンセン指数は7月に8.3%下落。特にハイテク株の下げが激しく、KWEB(CSIチャイナインターネットETF)は月初から26.1%、2月の最高値からは一時54%も下落した…

QQQのRSIが70を超えたら下落を待った方が良い

つみたてNISAとiDecoで米国株インデックスファンドを積み立てている。QQQ連動投信はつみたてNISAやiDecoで買えないので、QQQ連動ETF(2631)を手動で買っている。せっかくなので下落時に買うことにしているのだが、QQQは6月3日に移動平均線付近まで下落して以…

ETFリターンランキングから探す有望グロース株ETF

株の長期リターンは成長性に比例する。長期投資では成長性が高い資産に投資することが肝要だ。株は短期的にバブルを形成するが、バブルは長続きしない。長期のリターンほど、株の成長性を反映している可能性が高い。 etfdb.com EFTDBというサイトに米国ETFの…

移動平均線乖離率とリターンの検証(S&P500編)

1.はじめに移動平均線とは過去X日間の株価の平均値を結んだ線で、テクニカル分析の基本となる。移動平均線の向きで上昇・下落トレンドを判定するほか、移動平均線と株価の乖離率も参考指標となる。 info.monex.co.jp 移動平均線乖離率に関しては大きく分けて…

日本株は高PBR株ほどリターンが高い

株の割高さを示す指標としてPERとPBRがある。PER=株価÷1株当たり利益PBR=株価÷1株当たり資産PERは利益から見た割安度、PBRは資産から見た割安度を示し、ともに低いほど割安だ。 1)過去の研究では低PBR株のリターンが高い株の本を読むと低PER株、低PBR株…

株価下落時に買う方法

1.なぜ下落時に買うのか先週は久しぶりに株の大きな調整が発生した。米国の長期金利が急上昇したのを受けて、2月25日にS&P500は2.45%、ナスダックは3.52%下落。翌日の日経平均は3.99%下落した。 QQQ1年チャート 先日「移動平均線を下抜いたら売る戦略は有効…

もみあげ流米国株投資講座感想

「もみあげの米国株投資」は私が毎朝読んでいるブログだ。米国駐在員であるもみあげ氏がその日の米国市場の動向について端的にまとめられていて、米国株の速報サイトではピカ一だ。 www.momiage.work そんなもみあげ氏の本が出た。『もみあげ流米国株投資講…

移動平均線を下抜いたら売る戦略は有効か

先週から株式市場が軟調になっている。S&P500は一週間で3.31%下落した。ロビンフッダーにやられたヘッジファンドが換金売りするのではないかという懸念が直接の原因だが、背景には株バブルが弾けるのではないかという投資家の恐れがある。 資金の主な運用先…

2021年のグロース株、バリュー株のリターン概算

年末年始に2021年の株式相場展望記事が沢山出ていた。ざっと目を通した感じでは、2021年は経済活動回復に従って、出遅れていた景気敏感バリュー株が巻き返すという予想が多い。 私は2020年11月17日に「主要指数のコロナショックからの回復率」という記事を書…

米国株は23%下落するか、2年間横ばいか、その複合。

全世界的に株価が高騰している。S&P500は史上最高値を更新、日経平均もバブル期以来の高値を更新した。 一方、企業業績はまだコロナ前を下回っている。株式市場全体が割高になっているのだ。 株高の原因は各国の政府や中央銀行が供給する過剰流動性だ。コロ…

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020に投票しました。

shinonomen.hatenablog.com 主に上記記事で挙げたものの中から選出。 上場インデックスファンド米国株式(NASDAQ100)為替ヘッジなし(2568)信託報酬 0.25%長年待ち望んでいた、QQQ連動の格安信託報酬ETF。ポートフォリオに加えることで、誰でも簡単にリス…

主要指数のコロナショックからの回復率

世界的にグロース株からバリュー株への資金シフトが起きている。アメリカではこの1ヶ月で伝統株の割合が高いダウ平均が3.05%、小型株のラッセル2000が6.75%上げたのに対し、ハイテクグロース株主体のナスダック100指数は+0.72%とほぼ横ばいだった。日本でもT…

市場平均を上回っている指数まとめ

日経500種平均がバブル期につけた史上最高値を上回ったというニュースがあった。 news.yahoo.co.jp TOPIXや日経平均が最高値の6割付近で低迷する中、日経500種平均はパフォーマンスで圧倒的に上回っている。TOPIXや日経平均を売って日経500種平均に乗り換え…

日銀のETF購入は全国民から10万円ずつ集めて海外の機関投資家に配るような政策

1)日銀とGPIFが日本株を大量保有10月23日の朝日新聞に「公的マネーが大株主8割 東証1部4年で倍増、1830社に」という記事が出ていた。 www.asahi.com 年金資金を運用する国の独立行政法人と日本銀行が、東証1部企業の8割にあたる約1830社で事実上の…

上場インデックスファンド米国株式(NASDAQ100)為替ヘッジなし(2568)~最強ETFQQQの格安日本版

長期投資では利益成長率が高い資産に投資すべきだ。長期的には株価の成長率は利益成長率に連動するからだ。 私の知る限り、利益成長率が最も高いETFがNASDAQ100に連動するQQQだ。 アップル、マイクロソフト、アマゾン、アルファベット(グーグル)、フェイス…

GAFAMとバリュー株のどちらが優位か

コロナ禍で3月に暴落した米国株が急速に値を戻している。S&P500は8/18に下落前につけた史上最高値を更新した。株価の上昇を牽引したのがGAFAMと呼ばれるGoogle、Apple、Facebook、Amazon、Microsoftのハイテク大手5社だ。 ハイテクウェイトの高いNASDAQ100の…

シラーPERとリターンの検証

シラーPER(CAPEレシオ)というノーベル経済学賞受賞学者のロバート・シラー教授が考案した株式指標がある。通常のPERが1年間の利益を元に算出するのに対し、シラーPERは過去10年間の利益をインフレ調整して用いる。 PER=株価/1株当たり純利益シラーPER=…

株価の暴落を待つべきか

2020年3月の暴落でS&P500は2237.3999まで下落し、2016年12月6日以来の安値をつけた。2016年12月7日以降に買った投資家は全て、暴落を待っていた方が安く買えたことになる。 一般に、米国株のような右肩上がりの資産では原理的にはすぐに一括投資、心理的には…

つみたてNISAでタイミング投資をする方法

個人投資家向けの非課税制度にNISAとつみたてNISAがある。私は昨年まではNISAを使っていたが、今年からつみたてNISAに切り替えた。 NISAやつみたてNISAには、買った商品が値上がりして出た利益や配当が非課税になるというメリットがある。一方で、損失が出て…

先行指標で暴落を察知できるか―株価指数編

2020年2~3月の株は歴史的暴落となった。S&P500は35%も下落して数年分の利益が吹き飛んだ。もし暴落を事前に察知して高値で売り抜けることができれば、大きな利益を得ることができる。株は半導体株のような景気敏感株と生活必需品株のようなディフェンシブ株…

1/4イールドスプレッドの提唱

PERかイールドスプレッドか、それが問題だ。 株の割安さを測る指標としてはPER(益利回りの逆数)とイールドスプレッド(S&P500益利回り-米10年国債利回り)がある。東雲製作所ではどちらの指標が有効なのかを何度か記事にしてきた。 shinonomen.hatenablog.co…

安値で買って高値で売る方法

S&P500は最高値から30%以上も下落した。現在は少し戻しているがまだまだ予断を許さない状況だ。こんな時に思うのが、暴落前の高値で売って、暴落後に買い戻せば大儲けできたのにということだ。もし全知全能の神であれば、2018年末の底値に全力で買って2020年…

米国株の適正価格は投資期間によって異なる

世界的な株の暴落が続いている。NY株式市場では下落率7%で取引中止になるサーキットブレーカーが3月に入って3回も発動した。S&P500の最高値からの下落幅は17日時点で25.3%。16日には29.5%に達した。このような乱高下相場ではバリュエーション(株式の適正価…

短期の値動きより本質的価値に注目しよう

先週のS&P500はすさまじい下げっぷりだった。3.35%、3.03%、0.38%、4.42%、0.82%と5日続落し、一週間で12%も下落した。 私は2月14日に「落ちるS&P500はさっさと掴め」という記事を書いた。靴磨きの少年が株の話をし始めたのを聞いた投資家が株を売り払って暴…

落ちるS&P500はさっさと掴め

「落ちるナイフは掴むな」という相場格言がある。下落中の株は買わず、底を打ったのを確認してから買えという教えだ。「下落している株を底値で拾おうというのは、落ちてくるナイフを素手でつかむようなものである。ナイフが地面に突きささり、しばらく揺れ…

米国株はPER的には割高だが、イールドスプレッド的には上昇余地がある。

米国株の高騰が止まらない。S&P500は連日史上最高値を更新し、1月17日には3329.62$に達した。 株価の割安性を示す予想PERは過去2年で最も高かった2018年1月5日の19.25を上回る19.45まで上昇した。 私はPER19以上なんて高過ぎる、じきに下落するだろうと考え…

Fear & Greed Indexによるタイミング投資の検証

昨年はあらゆる資産が値上がりした。特に、米国株の主要指標であるS&P500は28.7%も上昇した。実際は1年でそんなに儲けた人はほとんどいない。昨年1月は総悲観状態で、どかすか買えたのは著名ブロガーのたぱぞう氏などほんの一部の勇敢な人だけだ。 私はS&P50…