東雲製作所

東雲長閑(しののめのどか)のよろず評論サイトです。

投資

米国株の割安度チェック

米国株に昨年10月以来の大きな下落が到来している。S&P500は最高値から5.5%、NASDAQ100は7.1%下落した。 S&P500チャート(TradingViewで作成) 現在は久々に巡ってきた押し目買いのチャンスなのだろうか。各種ファンダメンタル、テクニカル指標をチェックして…

年初一括投資は有効か

山崎元氏のNISA記事がホットエントリー入りしていた。 diamond.jp 記事中で山崎氏は「投資資金を早くNISA口座内に集めることが合理的」なので、「年初に240万円投資する。」ことを推奨されていた。 確かに、S&P500のようなインデックスは長期的には右肩上が…

NISAでオルカンやS&P500よりハイリターンを狙う方法

1.インデックスか個別株か 来年から新NISAが開始される。つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円の年360万円が無期限で非課税になる。 NISAの投資先にはインデックス(市場を構成する多数の株への分散投資)と個別株がある。高配当の個別株を推奨するような…

過去の金利下落局面における米国債リターン

米国債利回りが上昇している。7月7日時点で米2年債利回りは4.95%。10年債利回りも4.06%と4%を超えている。市場はFRBパウエル議長が主張していた年内二回利上げを織り込みつつある。2年債利回りは一時5.1%台まで上昇したが、それ以上上がらず下落に転じた。そ…

Fear&Greed IndexのピークはS&P500のピークと一致している。

株高が続いている。S&P500は6月21日現在で年初来で14.16%上昇している。だが、投資家のセンチメントを表すFear&Greed Indexは79のExtreme Greed(極度の強欲)になっている。このまま上昇が続くのだろうか。 Fear&Greed Indexについては2020年1月10日に記事…

はてな株に投資すべきか

日経平均株価は一時3万1000円を超え、33年ぶりの高値をつけた。 一方ではてな株は低迷している。2019年前半に急騰して5000円台になったのを除けば長期右肩下がりだ。 これだけ下落したのだから、はてな株は買いチャンスなのではないかと思われるかもしれない…

ドル建てMMFは利回り4%超

米国債利回りが急低下している。3月8日に5.070%まで上昇した米国2年債利回りは3月24日には3.767%まで下落した。 FOMC参加者が金利見通しを示したドットプロットによると23年末の金利は5.125%、24年末は4.25%、25年末は3.125%となっている。FRBの見通し通りな…

米国ハイテク株は米国債より低利回り

米国で債券利回りが上昇している。2月18日時点で10年債利回りは3.81%、2年債は4.62%に上昇した。 インフレがなかなか収まらず、FRBのメンバーが金利がより高い水準により長期間とどまるというタカ派発言を繰り返しているのが原因だ。FRBは以前からずっとタカ…

10年リターン・シャープレシオの高いETFまとめ

前回の記事で紹介したmyINDEXの2022年12月末時点でのインデックスファンド10年円建てリターンランキングを紹介した。 myindex.jp ランキング上位は下表の通りだ。 順位 種類 銘柄 信託報酬 純資産 運用期間 年率平均リターン リスク シャープレシオ 1年 10年…

主要資産の10年リターン・リスク(2022年12月)

投資情報サイトmyINDEXで2022年12月末時点でのインデックスファンド10年円建てリターンランキングが公表されている。 myindex.jp 国内、海外ひっくるめて、日本の証券会社から投資できる全てのインデックスファンドのランキングなので、投資対象を選ぶのにと…

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2022に投票しました

私自身が買っているものを投票しました。 2631 MAXISナスダック100上場投信 三菱UFJ国際投信ナスダック100連動の東証上場ETF。市場全体が下落した時はこれ中心に買っている。ナスダック100は年初来で30%下落している。 89311216 SBI・V・全米株式インデック…

米2年債利回りから予想する今後のドル円

ドル円が急落している。11月10日にドル円は146.6円から140.21円まで6.4円も下落。11日には138.48円まで下落した。10月の米CPI(消費者物価指数)が7.7%に低下したのが原因だ。インフレが峠を越え、FRBが利上げを停止するのではないかという期待が背景にある。…

米国債は割安か

米国の長期金利が上昇している。10月7日時点で、2年債利回りは4.307%、10年債利回りは3.883%に達した。日本10年国債の利回りは0.25%である。世界有数の安全資産である米国2年債の利回りが4.3%、10年債が3.9%というのは、直観的には非常にお買い得なように見…

米国株はもう少しで買い場

世界的な金融引き締めによって株などのリスク資産が急落している。米国を代表する株価指数S&P500は先週一週間で4.65%下落し、一時年初来安値を更新した。債権も急落しており、資金の逃げ場がない状態だ。ただ、皆が総悲観になり株を投げ売っている時は、長期…

逆イールド発生後の投資戦略

3月29日に米国10年国債と米国2年国債の利回りが逆転する逆イールドが発生した。 左軸がS&P500($)、右軸がイールドスプレッド(%) 過去の逆イールド発生後の値動きから、今後採るべき投資戦略を考える。 1.逆イールドとは 逆イールドとは短期国債の金利が長期…

中国株は有望か

JPモルガンが各資産の長期(10-15年)リターン見通しを公表している。 am.jpmorgan.com 中国国内株式がリターン1位と予想している。日本人が容易に投資できそうな資産のみ抜き出してみると、下記の通りだ。 中国国内株式 8.2%ユーロ圏大型株 7.1%日本を除くAC…

米国株を各種指標で検証する

FRBのタカ派姿勢によって世界的に株価が大きく下落している。S&P500は1月4日の高値から9.80%、ハイテク中心のNASDAQ100は15.08%も下落した。(その後、1月28日にそれぞれ2.43%、3.14%上昇した。) S&P500日足チャート 私は1月6日の記事で「NASDAQ100は今後7年…

NASDAQ100は今後7年で100%上昇し30%下落する

新年早々ハイテク株が急落している。1月5日のNASDAQ100は3.07%下落。日本でもマザーズ指数が2日間で9.7%も下落した。ハイテク株下落の原因は米国長期金利の上昇だ。米国10年債利回りは1月5日の1.649%から1日で1.70%へと急騰した。長期金利が上昇するとPERが…

米国債利回りと米国株益利回りの関係式から予想する今後の米国株価

資産利回りの妥当性は他の資産との相対評価によって決まる。米国債の利回りがほとんど0%であれば、株式の利回りが低くても皆我慢する。だが、米国債の利回りが3%あれば、株式にもそれ以上の利回りが要求される。 米国中銀のFRBは来年にも利上げをすることが…

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2021に投票しました

信託報酬が安い円建て米国株インデックス投信を中心に選出。円建て米国株ETFがますます充実してきて、変わったことをする時以外はドル転しなくても良くなった。良い時代になったものだ。 2631 MAXISナスダック100上場投信:三菱UFJ国際投信 信託報酬0.22%今…

押し目買い戦略は有効か

S&P500連動ETF、VOOの調整後チャートを示す。 VOOチャート 下落した株価が複数回反発した線を、テクニカル分析用語で支持線と言う。2021年以降、S&P500は9月20日に明確に下抜けるまで、概ね50日移動平均線で支持されていた。単に定期積立するより、50日線に…

長期下落している株は割安になった後暴騰する。

日経平均株価は8月30日から9月8日まで怒涛の八連騰。9月9日は下げたものの、9月10日も1.2%上昇。2週間で9.9%も上昇した。 日経平均チャート さらにすごいのがソフトバンクグループ株で、9月7日の1日だけで9.9%も暴騰した。9月3日から8日の4営業日で18.0%もの…

テーパリング・利上げ局面で強い資産は何か

FRBが年内にテーパリングを開始するという観測で市場が動揺している。先週のS&P500は0.59%下落。あおりを食らった日経平均は3.44%も下落した。 コロナで悪化した経済を立て直すため、米国のFRBを始めとした世界の中央銀行は、金利の引き下げや国債の購入とい…

暴落した中国ハイテク株は割安か

中国株が暴落している。中国当局は7月にハイテク企業や教育企業などに対する規制を相次いで発表。香港ハンセン指数は7月に8.3%下落。特にハイテク株の下げが激しく、KWEB(CSIチャイナインターネットETF)は月初から26.1%、2月の最高値からは一時54%も下落した…

QQQのRSIが70を超えたら下落を待った方が良い

つみたてNISAとiDecoで米国株インデックスファンドを積み立てている。QQQ連動投信はつみたてNISAやiDecoで買えないので、QQQ連動ETF(2631)を手動で買っている。せっかくなので下落時に買うことにしているのだが、QQQは6月3日に移動平均線付近まで下落して以…

ETFリターンランキングから探す有望グロース株ETF

株の長期リターンは成長性に比例する。長期投資では成長性が高い資産に投資することが肝要だ。株は短期的にバブルを形成するが、バブルは長続きしない。長期のリターンほど、株の成長性を反映している可能性が高い。 etfdb.com EFTDBというサイトに米国ETFの…

移動平均線乖離率とリターンの検証(S&P500編)

1.はじめに移動平均線とは過去X日間の株価の平均値を結んだ線で、テクニカル分析の基本となる。移動平均線の向きで上昇・下落トレンドを判定するほか、移動平均線と株価の乖離率も参考指標となる。 info.monex.co.jp 移動平均線乖離率に関しては大きく分けて…

日本株は高PBR株ほどリターンが高い

株の割高さを示す指標としてPERとPBRがある。PER=株価÷1株当たり利益PBR=株価÷1株当たり資産PERは利益から見た割安度、PBRは資産から見た割安度を示し、ともに低いほど割安だ。 1)過去の研究では低PBR株のリターンが高い株の本を読むと低PER株、低PBR株…

株価下落時に買う方法

1.なぜ下落時に買うのか先週は久しぶりに株の大きな調整が発生した。米国の長期金利が急上昇したのを受けて、2月25日にS&P500は2.45%、ナスダックは3.52%下落。翌日の日経平均は3.99%下落した。 QQQ1年チャート 先日「移動平均線を下抜いたら売る戦略は有効…

もみあげ流米国株投資講座感想

「もみあげの米国株投資」は私が毎朝読んでいるブログだ。米国駐在員であるもみあげ氏がその日の米国市場の動向について端的にまとめられていて、米国株の速報サイトではピカ一だ。 www.momiage.work そんなもみあげ氏の本が出た。『もみあげ流米国株投資講…