東雲製作所

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袋麺は発泡スチロール容器を使えばお湯戻しできる

はてなブログ10周年企画に合わせ、「好きな袋麺10選」という記事を書くため、色んな袋麺を買いあさった。
結局期限には間に合わなかったが、そのうち記事にまとめる予定だ。問題は買い込んだ袋麺だ。
袋麺はたいてい5袋1パックなので、家中が4袋ずつ残った袋麺で溢れかえってしまった。
出社時の昼食はカップ麺を食べることが多い。これを袋麺で置き換えられないだろうか。

「袋麺 お湯」でググった所、丼に割り入れてお湯をかけると5分では固めという先行研究が見つかった。

vc-navi.com


カップ麺の空き容器にフライ麺タイプの袋麺(AKAGIラーメン)を割り入れてお湯をかけて硬さを見た所、3分ではやや固かったが、5分ではやや伸びすぎだった。耐熱性の高い発泡スチロール容器で戻せば、4分程度で食べられるということが分かった。

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割り入れた所

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5分後


チキンラーメンが鍋1分、お湯3分なので、お湯戻しだと3倍ぐらいの時間が必要なのだと思っていたが、それは丼でお湯が冷めるからであり、高温をキープできれば茹でるのとさほど変わらぬ時間で柔らかくなるのだ。

 

同様にノンフライ麺(マルちゃん製麺)でもやってみた。形が丸いので割らなくてもすっぽりはまった。

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ノンフライ麺

3分で食べてみた所、柔らかさは適度だが、食感は茹でた場合より若干劣っているように感じた。やるならフライ麺の方が良さそうだ。

袋麺は1個約50円、カップ麺は約100円なので、袋麺に置き換えれば昼食代を半分にすることができる。
問題は袋麺だと具がないことだが、乾燥わかめを載せれば良い。

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フライ麺と乾燥わかめのお湯戻し

これだけだと、そこまでケチらなくてもという感じだが、本研究にはもっと有用な応用法がある。
カップ麺はたいてい400~500kcalぐらいしかなく、一食には物足りない。おにぎりなどを足して対処している人が多いだろう。だが、「発泡スチロール容器を使えば袋麺もカップ麺とさほど変わらぬ時間でお湯戻しできる」という研究結果を使えば、カップ麺に任意の量の袋麺を割り入れることで、好きな量の大盛り麺を食べることができる。
「大盛り味噌ラーメン」に袋麺半分を割り入れ、お湯をかけてからほぐして全体がお湯に浸かるようにし、後は普通に作れば超大盛り味噌ラーメンが完成した。

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大盛り味噌ラーメン+袋麺半分

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超大盛味噌ラーメン


小さな容器のカップ蕎麦でもお湯を入れてからほぐして全体をお湯に浸せば、ラーメンで増量した蕎麦を作ることができた。

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鴨だし蕎麦+袋麺半分

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ラーメンで増量した鴨だし蕎麦


ただし、増量麺を食べると血糖値が大きく増減するため、午後に眠くなった。昼に増量麺を食べるより、昼はカップ麺一個にして、午後におやつを食べた方が体に良いかもしれない。