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東雲製作所

東雲長閑(しののめのどか)の書評サイトです。ジオシティーズ(http://www.geocities.jp/shinonomenod/)から移転してきました。

大賞とEDGE5の感想

このラノ締め切り直前に大賞がぽこぽこ出たら読むまで絞り込めないじゃん!


黄色い花の紅 アサウラ スーパーダッシュ文庫
ヴァッシュ・ザ・スタンピードほど命を大切にするのは無理にしろ、登場人物が皆、必要以上に殺しすぎだと思いながら読んでいたのだが、最後まで読むと作者が銃を愛しつつも、銃は持つと人が変わってしまうものであるということを書いていることが分かり、それならば銃を持った登場人物達が殺しすぎるのも納得だ。
作者は「かわいい」ということに関しても問題提起している。


EDGE5 ロスト・チルドレン とみなが貴和 講談社X文庫
かわいさから百光年みたいな主人公、大滝錬摩がツンデレっぽくなっているよ! なシリーズ最終巻。
最後に錬摩がとった行動にはかなりびっくりしたのだが、考えてみれば「自分の行動にはきっちり自分で責任持てよ」ということを書き続けてきたシリーズだということを考えればこうするより他にない、筋の通ったさっぱりとした結末でした。


戦鬼―イクサオニ― 川口士 富士見ファンタジア文庫
最初この小説が下敷きにした話が何だか分かった時には腰が砕けそうになったのだが、最後まで読むと、人(と鬼)の想いというものを丁寧に積み上げているので、独特の風合いが出てなかなかだった。
特に「好きだったんだよ」というところはぐっときた。