夜のピクニック 恩田陸 新潮文庫
登場する男性キャラクターの人間的魅力という点では光一郎＞忍＞融という順なのに、作中モテ度はその逆なところがこの世の不条理を体現していてほろ苦い。しかし、主役二人の関係が恋愛ではないところはすがすがしい。
ジャストボイルド・オ’クロック うえお久光 電撃文庫
エアカーなどのギミックやふざけたかけあいがなつかしい洋物SF風でいかす。それにしてもうえおさんはキャラに対する頑張りの要求水準が高いなあ。
ARIA The NATURAL 第２４話「その 明日のウンディーネに…」「人は自分自身で嫌なことを何倍も重くしているんだ」に頷いた。
http://blog.livedoor.jp/m_s_r/archives/50629525.html で
空気系という言葉が提唱されているが、これは日常こそが面白いのだというポリシーによって描かれた作品群と定義することもできそうだ。
