800種類を食べ比べて選んだ安くて美味い袋麺ベスト20には沢山のブクマ、スター、アクセスを頂きどうも有難うございました。
ブコメでも温かい言葉を頂き、2年以上コツコツ頑張ってきたのが報われる思いだ。
しかし、世の中には私など足元にも及ばぬような偉大な袋麺研究家が存在する。
私が特にすごいと思う袋麺研究家を三人紹介する。
1)大山即席斎氏
1959年生まれ。東京都練馬区出身の即席麺評論家。1995年にTVチャンピオンのインスタント麺通選手権で優勝された。インスタント麺研究業界の第一人者。
長年、一日二食インスタントラーメンを食べ続けてこられたが、昨年夏から一日一食に変更された。食べたインスタント麺は2万食を超えているとのこと。
「安住紳一郎の日曜天国」や「マツコの知らない世界」など多数のメディアに出演されているので、私が紹介するまでもなく、皆さんご存じのことだろう。
大山即席斎氏は長年に渡って袋麺だけでなく、膨大な新商品が発売されるカップ麺も探求されているのが凄まじい。
私が袋麺に興味を持ったのは、日曜天国で大山即席斎氏の出演回を聞いたことがきっかけとなっている。どうも有難うございます。
最新の出演回は下記の日曜天国公式ユーチューブから聞くことができる。(出演は番組後半)
ラーメンマニアは全国に行き、ラーメン店主に話を聞くなどコミュ力が高いが、インスタントラーメンマニアはコミュ力0でもできる、と語っておられたのが面白かった。
DIMEでも記事を書かれている。最新記事はこちら。
2)大和イチロウ氏
1968年広島県尾道市因島生まれ、大阪府寝屋川市出身の食文化研究家。インスタントラーメン専門店「やかん亭グループ」代表取締役。
19歳の頃から一日一麺を365日欠かさず実践し、現在では2万食以上のインスタントラーメンを食べ続けておられる。
元々は鍼灸師だったが、インスタントラーメン好きが高じてその足と舌で集めた全国の絶品ご当地袋麺を取り扱う専門店を開業されたという筋金入りのインスタントラーメンマニア。
「マツコの知らない世界」や「激レアさんを連れてきた」などに出演されている。世界初のマヨネーズ味のラーメン「マヨらーめん」を開発された他、監修された袋麺、カップ麺が多数発売されている。
大和氏のエピソードで印象深いのが即席麺で記憶を取り戻した話。大和氏は18歳の時交通事故を起こして記憶喪失になったが、袋麺を食べることで、袋麺にまつわる過去の記憶がよみがえり、徐々に記憶を取り戻していったのだという。マンガみたいな話だ。
やかん亭のサイトはこちら
やかん亭は時々「出張やかん亭」として全国各地で期間限定出店をされている。
私は袋麺にはまり始めの時期に「出張やかん亭」に行き、世の中にはこれほど多くの袋麺が存在するのかと目が啓かれた。どうも有難うございました。
詳しいインタビュー記事
大和氏は著書も出されている。
『偏愛的インスタントラーメン図鑑』(大和イチロウ著、世界文化社)
3)立花らいた氏
【インスタントラーメン袋の世界】~即席袋麺パッケージコレクション~
で膨大な数のインスタントラーメンのパッケージを収集、公開されている。
立花氏は前記のお二人とは違って、私の知る限りメディア出演、執筆等はされず、ご自身のサイトのみでコツコツ成果を発表されている。
東京都内で仕事をされていた1990年頃から珍しいインスタントラーメンのパッケージを集め出された。
1996年に故郷の福岡に移住。2001年から横浜在住のとろ郎氏と共同でインスタントラーメンを収集されているとのこと。
私の袋麺写真は表面が波打っているが、【インスタントラーメン袋の世界】ではぴっちりと伸ばして撮影された美麗な袋麺写真を見ることができる。
本サイトのすごさは何と言ってもその網羅性だろう。
1990年頃から34年間に渡って袋麺パッケージを収集されており、膨大な数の画像が整然と並べられている。ざっと数えた所、大手6社だけで2501種類の袋麺パッケージが掲載されていた。パッケージデザインが期間限定で変わったものまで収集されており、その徹底ぶりがすさまじい。
扱っているメーカーの数は458社。集英社など意外な所がラーメンを販売していて驚く。
PBラーメンは他に網羅的にまとめたサイトが存在せず、本にまとめるにあたって、【インスタントラーメン袋の世界】の情報が大変役に立った。くらしモア、トライアル、ベイシアなど、本サイトのお蔭で存在を知ったラーメンも多い。どうも有難うございました。