私が夜な夜なカレーを食べていた横手セントラルホテルの近くにはフレンドールという洋菓子屋がある。
地元出身のシンガーソングライター、高橋優氏が絶賛したメロンパンが有名と聞いたので、休みの日に買いに行った。
かつてはメロンパンを求めて開店前から行列ができていたとのことだが、現在は特に行列はなく朝なら普通に買うことができた。
せっかくなので他の人気商品も買ってきたのでレビューを記す。
メロンパン 230円
普通のメロンパンは外はカリカリしているが、フレンドールのメロンパンは外までしっとりしており、クロワッサンの中の部分みたいなふわふわした食感。中にはたっぷり生クリームが入っており、かなり食べ応えがある。小食な人なら朝ごはんはこれ一個で十分なぐらいだ。
メロンパンと言うよりはクリームパンに近いが、生地もクリームも普通のクリームパンより美味い。人気があるのも納得である。
姉妹品としてかぼちゃパンもある。
横手ことば 160円
ままどおるのような、よくあるお土産用お菓子だが、バターが効いている。
台紙に色んな横手ことばが書いてある。まれに当たりが入っているらしい。
フレンど~ら 200円
寅縞のかわいいどら焼き。マーガリンが入っていて、小豆あんとの相性が抜群。
ベルギーワッフル 180円
ふつうにおいしいがこれといった特徴はない。
パリジェンヌ 300円
スポンジとクリームが層状に積み重なったケーキで、食感がふわっふわである。
クリームが昔懐かしい味で、自分が子供のころ地元の駅前にあったデュポンというケーキ屋さんのケーキを思い出した。
デュポンのケーキの味なんて、忘れてしまったものと思っていたので、覚えていたことに驚いた。
ケーキの味は祝祭と結びついている。
フレンドールのような昔ながらの洋菓子屋が残っている町は幸いである。
買ってきて食べるだけで、いつでも子供の頃の幸せな記憶を呼び起こすことができるからだ。