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東雲製作所

東雲長閑(しののめのどか)の書評サイトです。ジオシティーズ(http://www.geocities.jp/shinonomenod/)から移転してきました。

大阪7000円弾丸旅行

 ヨッピー氏の記事を読んで、大阪観光に行きたくなった。その後、なかなか行く機会がなかったのだが、ゴールデンウィーク前の平日に、さくら観光のおまかせプラン(便が流動的な分安い)がキャンペーンコード値引きで片道1350円になっていたので、休暇を取得して出かけることにした。
 前記の記事では東京から高速バスで行って一泊し、新幹線等で帰ってくるというプランニングをされていた。だが、せっかく交通費が格安なのだから、行きも帰りも高速バスを使いたい。そこで、夜行バスで行って一日観光し、夜行バスで帰ってくるという0泊3日の強行日程を敢行した。


 以前夜行バスに乗った時は首と腰が痛くなって酷い目にあった。だが、今回はしっかり事前準備をして臨んだので、それなりに過ごすことができた。(快適とは言っていない)。準備とは空気で膨らますタイプの首まくらとアイマスクである。共に100円ショップで売っているので必ず持っていくべきだ。また、今回、楽な体勢を発見したので図示する。

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ポイントは椅子の折れ曲がり部分に毛布や衣類を置いてできるだけ平らにし、体にかかる荷重を分散することだ。また、ラジオを持って行くと眠れない時に各地の深夜放送を聞けて、旅気分が盛り上がるのでおすすめだ。

 

 大阪梅田のプラザモータープールに6:15到着。ヨッピー氏はスパワールドに行って寝ることを推奨されていたが、一日で大阪中を周る私にはそんな余裕はない(とその時は思っていた)。大阪環状線大阪城公園に向かう。天守閣や博物館は開館前で中には入れないが、コンクリートとは言え堂々とそびえ立つ天守閣を見てテンションが高まる。

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 次に碁盤の目のようになっていて分かりやすい地下鉄を乗り継いで新世界へ向かう。動物園前駅で下車。ふと案内を見ると、北口から出ると通天閣のある新世界だが、南口から出ると西成警察署があると言う。せっかくなので南口に向かう。「新世界は反対側出口です」という大きな注意書きが掲げられた改札を出る。外へ出るとドヤが並び、いかにも西成という風景が広がっていた。そのまま南へ歩き出したのだが、道端におじさんが多数座り込んでいて緊張感が漂っていたので、十歩くらい進んで踵を返し、新世界へ向かった。
 あべのハルカスを遠くに見ながらスパワールドの脇を通って新世界へ向かう。新世界も南の方には地元の人向けのような入りづらい店があるのだが、中心の方へ行くと完全に観光地で十分前に感じていた緊張感とはかけ離れている。

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現在午前九時。店はほとんどやっていない。ヨッピー氏おすすめの串かつだるまの開店は午前十一時。天王寺動物園もまだ開いていない。二時間も佇んでいてもしょうがないので、24時間営業の串カツ屋でどて焼きと串かつを食べて北へ向かう。

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大阪市内の観光地大坂城海遊館以外は南北に連なっている。従って、新世界から梅田に向かって北上していけば、主な観光地を網羅することができるのだ。


 しばらく歩いて日本橋でんでんタウンに到着。いとうのいぢ氏デザインのマスコットキャラクターののぼりが立ち並んでいるが、店は概ね閉まっている。

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やはり早朝から動き始めるのは早すぎたのだ。ここで堺筋を離れて西のなんばへ向かう。


 大阪にはキタ、ミナミという二つの繁華街があり、キタの中心が梅田、ミナミの中心がなんばなのだ。大きなデパートが立ち並ぶ脇を通ってなんばグランド花月に向かう。

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ロビーでは年配の男女が順番待ちをしている。周辺にはパチンコ屋が点在しており、やたらと行列している。大阪はパチンコが盛んなのだろうか。
 ヨッピー氏のまとめによると、この辺ではわなかのたこ焼きを食べるべしと書いてある。Wifiスポットまで歩いて行って検索し、探しまわった所、何となんばグランド花月の隣にあった。まとめを読み返した所、ちゃんとなんばグランド花月の隣だと書いてあるではないか。良く読まないとこういうことになる。肝心のたこ焼きだが、外はカリッと、中はトロットロでさすがの味である。

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 そこから少し北へ行くと道頓堀。巨大なカニやふぐが並んでいていかにも大阪に来た感がある。

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ここで串かつだるまに入店。串かつだるまは方方にあるので、別に新世界で食べなくても良いのだ。噂通り、どっさりのキャベツがサービスで出てきて、串カツが出てくるまでの間食べる。大阪の食事と言うと粉もんばかりで体に悪そうなイメージがあるが、串かつに関してはベジタブルファーストだしタンパク質も多いので、結構栄養バランスが良いのではあるまいか。何種類か串かつを食べたが、やはり定番の牛串カツが一番美味しい。また、串カツ屋では、300円くらいする飲み物を強制的に頼まされるので、串かつ3本で300円だな、と思って店に入ると600円払うことになるので注意が必要だ。

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 グリコの看板を見て北へ向かう。心斎橋筋商店街から外れて少し西のアメリカ村へ行く。定番だという甲賀流でたこせんを食べる。ぱりっとした小麦粉の板でたこ焼きを挟んで食べ歩きできるようにしたものだが、たこ焼きだけの方が美味しいと思う。

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 心斎橋筋商店街をひたすら北へ向かう。やがて商店街が途切れ、ビジネス街になった。この辺はそれほど面白くないので、楽をしたい人は地下鉄に乗った方が良い。
 へろへろになりながらも中之島に到着。重要文化財の中央公会堂がある。これは東京駅を設計した辰野金吾による建物で、確かに雰囲気が似ている。

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隣の図書館も立派な建物だが、蔵書はしょぼい。歴史的建造物を図書館としても使っていますという感じだ。


 市役所の脇を通って北へ向かう。昨晩の疲れもあって体はボロボロだが、最後の力を振り絞って梅田に到着。梅田スカイビルに向かう。梅田スカイビルは他のビルとは離れた場所にあり、300mくらいある地下道を歩いていかねばならない。梅田スカイビルは二つのビルの間が吹き抜けになって最上部だけ繋がっている斬新な構造になっており、前庭が小さな森になっていて水がどうどう流れている。ビルの中庭は風の通りが良く、気持ちのよい空間だ。

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 梅田スカイビルを見終わった時点で午後5時。夜行バスが出る10時まで5時間もある。やはり早朝から動き始めるのは(以下略)。取りあえずJR大阪駅まで戻り、時の広場で休憩する。天井が高くて開放感のある人工芝の広場にベンチが置かれており、Wifiも使えるので休む穴場になっている。中高生のカップルが入れ替わりやって来てはいちゃついている。海遊館に行こうかとも考えたがそんな気力は残っていない。その後ははなだこのたこ焼きや551蓬莱の豚まんを食べたり、お土産を買ったり、一回プラザモータープールの場所を確認しに行って戻ってきてくたくたになったりした。
 東京はJRが中心にいてそれに東京メトロや私鉄が路線をつなげているという感じだが、大阪では阪急や阪神がJRとタメを張っている。阪急梅田駅など、重厚感のある駅舎にずらーっとホームが並んでいて、ハリー・ポッターのキングス・クロス駅のような迫力である。そのため、各駅の周りにごてごてと商業施設がくっついており、駅間がやたら遠いのだ。
 ようやく10時になり、高速バスで大阪を発った。疲れきっていたため、帰りはバス休憩の度に目が覚めた他は概ね眠りこけていた。

 今回の旅行でかかった金額は以下のとおりだ。

高速バス代 2700円
現地交通費 390円
食事代 3600円
計 6690円

 お土産代を除けば、7000円以下に収めることができた。力の限り節約すれば5000円に収めることも出来そうだ。だが、そこまでやると倹約が目的化して楽しくないだろう。
 食べた物の中でははなだこのたこ焼きが一番美味かった。中のとぅおろっっとろ感が素晴らしく、タコが二切れも入っているのもポイントが高い。さすがヨッピー氏が大阪一と称えるだけのことはある。

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