東雲製作所

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会社と萌え作品は評価軸が逆

http://anond.hatelabo.jp/20150113220036 
http://anond.hatelabo.jp/20150114092802 


 「職場の先輩が超怖い」と「職場の後輩が超かわいい」を読んで思ったのだが、会社と萌え作品では評価軸が逆になっている。
 会社では超怖い先輩のようにきっちりしていてミスがないことが評価される。
 一方、萌え作品では超かわいい後輩のように未成熟で可愛らしいことが評価される。


 私は萌え作品が好きで良く見るのだが、そうすると可愛いことが善であるという思想に知らず知らずのうちに染まってしまい、社会人としてきっちりしていることから遠ざかっているように感じる。
 解決策としては、
1)萌え作品を見ない。
2)萌え作品を見る時と会社とでかっちりとモードを切り替える。
3)萌えが評価されるような仕事に就く。
が考えられるがなかなか難しい。


 もっとも、萌え作品が悪影響ばかり与えているかというとそうでもない。
 萌え作品は「きっちりしていなくてもいいじゃないか」というメッセージを発している。
 これが自分に向かってしまうとどんどん駄目人間になってしまうが、他者に向かえば他人に対して寛容になるという良い影響を及ぼす。
 社会全体がもうちょっと寛容になればストレスが減ると思うんですけどね。