今頃ウィッチブレイドを見たのだが、リリーフランキーさんの小説同様、これも東京タワーが重要な象徴になっているのが興味深い。東京タワーってぱっと見お母さんっぽくないのに、別々に同じことをイメージした人がいるんだなあ。
ヴァーテックテイルズ 麗しのシャーロットに捧ぐ 尾関修一 富士見ミステリー文庫
盲点を突いたトリックが仕掛けられていて、ほとんど見破るのは不可能だが、あるものに注意していれば分かるのかも知れないぞ。
こういう何もかも思い通りだぜみたいな奴が出てくると、後ろから殴りつけてやりたくなりますな。
声で魅せてよベイビー 木本雅彦 ファミ通文庫
ヒーローとヒロインの出会い方とか、何もかもがすごく普通で、放っておくとすぐ劇的になってしまうライトノベルで、地に足のついた状態に留まっていることが逆にすごい。
恋愛小説なのに、べたついたところがまるでなく、最高にクールだ。
なつき☆フルスイング！ ケツバット女、笑う夏希 樹戸英斗 電撃文庫
文章に悪文と平易なだけの文とがあるとすると、樹戸さんの文はその間のわずかな隙間を果敢に攻めている。
フルスイングのバットが青空に向かって飛んでいくような勢いはかつての秋山瑞人さんを思わせる。
