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悪魔のミカタ11とARIAの感想

悪魔のミカタ11 It/ザ・ワン うえお久光 電撃文庫
ほとんど外伝とも言うべき内容で、登場するのも新キャラだらけなので、慣れるまで時間がかかるが、最後の方は暗いマグマが煮え立つような悪魔のミカタらしさが戻ってきた。
一連のシーンの中で視点人物を変えるというアクロバティックな技で現実感の欠落した悪夢のような感じをかもし出している。


ARIA The NATURAL 感想
第20話「その 影のない招くものは…」
怖いよ〜〜。特に墓場を駆けていくシーンがすごみがありましたね。
あかりは誰とでも積極的にコミュニケーションをとっていく人で、基本的に今まではその良い面が描かれてきたけど、
ヴァッシュ・ザ・スタンピードを見れば分かるようにそれって諸刃の剣なわけで、今回はそのリスクを描いた回とも言えそうです。

第21話「その 銀河鉄道の夜に…」
乗らんのかいっ! これはかなり意表を突かれた。
これまではあかりがいつの間にか異界に迷い込んでケットシーと会う話だったけど、
今回初めて自分の意思で会いに行ったので、ターニングポイントかもしれない。
あかりとケットシーの関係はかなり特殊だけど、それでもやっぱりコミュニケーションなので本質は変わらないのだと思った。