投資
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)長期成長性が高い、リスクが少ない、信託報酬が安いという三拍子そろった素晴らしい投資信託。iDeCoやつみたてNISAで二十年以上積み立てるなら、これ一本で十分だろう。 iシェアーズ・コア Jリート ETF信託報酬最安のJリート投…
三菱UFJ国債投信がeMAXIS Slim 米国株式、全世界株式の信託報酬引き下げを発表した。 https://emaxis.jp/text/253266s_191015.pdf eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.15%以内 → 0.088%以内(税抜き。以下同様) eMAXIS Sl…
(今回の記事は長く込み入っているので、結論だけ知りたい方は一番下のまとめをご覧下さい。) ソフトバンクグループ(以下ソフトバンクG)株が大幅下落している。 ソフトバンクGは7月29日につけた5886円の年初来高値から下落に転じ、10月25日には3958円の…
『会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方』(渡部誠二著、東洋経済新報社)は四季報読破を20年以上続けてきた著者が会社四季報の活用術や株価が10倍、100倍になるような急成長株の見つけ方を説いた本だ。 「たとえ割安でも、「カタリスト(上がる…
じぶん銀行が10月末まで他行から振り込まれた金を3ヶ月もの円定期預金にすると年利0.35%になるキャンペーンをやっている。 www.jibunbank.co.jp キャンペーンを利用すると円定期の年利率は1ヶ月 0.03%3ヶ月 0.35%6ヶ月 0.03%1年 0.05%となる。通常、預け入れ…
投資戦略には大別して何を買うかといつ買うかの二種類がある。 このうち、何を買うかには無数の戦略があるが、いつ買うかに関しては主に三つしかない。一括投資・うねり取り・積立投資だ。 1)一括投資(バイ・アンド・ホールド) 一括投資はすぐさま対象資産…
株式市場の乱高下が続いている。トランプ大統領が対中関税の引き上げを発表して以降、株価は急降下。その後もトランプ大統領のツイートに株価が振り回されている。普通は、S&P500指数が1%以上動くとちょっとしたサプライズだが、今年の8月は22営業日中11営業…
8月14日に米国で米国10年国債利回りが2年国債利回りを下回る逆イールドが発生した。逆イールドは景気後退(リセッション)の前兆とされることから、株価は大きく下落。S&P500は-2.93%と今年最大の下げ幅を記録した。 ニュースサイトを見ても、逆イールドは景…
米国債利回りが急落している。米国10年債利回りは昨年末は3%以上あったのが、現在は1.6%台にまで落ち込んでいる。 そこで私を悩ませているのが、「PER(益利回り)とイールドスプレッド、どっちを信じれば良いのか問題」だ。 PERとは株価÷純利益で、PERの逆数…
投資をするにあたって、PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)といったファンダメンタル指標は基本的な情報だ。PERやPBRの過去の推移と現在値を見比べることで、現在の株価が割高か割安かを判断することができる。 米国株の主要指数のPERや、日経平均のPERは…
TOPIXと上海総合の10年チャートを示す。 TOPIX 上海総合 このように上下動の激しいチャートの資産に投資するには、現在が割高か割安かを判断し、凸の部分を避け、凹の部分で買う必要がある。 上手く売買すれば大きな利益を上げることができるが、タイミング…
急速な株高、円高が進んでいる。 米国の代表的な株価指数、S&P500は終値で史上最高値を更新した。(6月25日現在は2917.4$)。6月初頭に2744.4$をつけてから一ヶ月未満で7%も急上昇した。 一方で為替は急速に円高に振れている。5月末には1ドル109.5円だったの…
テクニカル分析は、経済学の世界では非常に評判が悪い。 『ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理』(バートン・マルキール著、井手正介訳、日本経済新聞社)はテクニカル分析をボロクソに叩いている。 マルキール氏は「ランダムなコイン投…
日本円ベースで運用している投資家は適当な債権的運用先が無くて困っている。 債権的運用先とは、低金利だが値動きが少なく、ポートフォリオに組み込むことで資産全体のリスクを軽減できる商品のことだ。 元本保証の定期預金や日本国債は金利が0.1%程度であ…
日本株は食品、エネルギー資源など17の業種に分けられる。TOPIXには業種別ETFが存在し、業種毎に投資することができる。 一般に、業種別投資は上手くいかないと言われている。過去の業績が好調だったからと言って、今後も好調だとは限らない。株価がどんどん…
日本株はトランプショックで値下がりしたものの、年初来では5%値上がりしている(5月10日時点)。 しかし、日本株全体が上がっているわけではない。 5月10日の25日騰落レシオ(東証一部)は84.42。これは、過去25日間で値上がりした銘柄数が、値下がりした銘柄…
『マネーと常識 投資信託で勝ち残る道』(ジョン・C・ボーグル著、林康史監訳、石川由美子訳、日経BP社)はヴァンガード社の創設者にして史上初のインデックスファンドを作ったボーグル氏の古典的名著だ。 最初に登場する「ゴッドロックス家の寓話」が本書の…
日本の投資家の多くは日本株より米国株などの海外株の方がリスクが高いと思っている。 だが、日本株売買の6~7割を占める海外投資家にとって日本株は米国株よりリスクが高い。 第一に日本株は米国株より値動きが激しい。日経平均とダウ平均を比べると、日経…
主な米国株式指数として下記の5種類がある。 指数 主な投資信託 信託報酬 NYダウ(DJI) 大和-iFree NYダウ・インデックス 0.2430% S&P500(GSPC) 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 0.1728% NASDAQ(IXIC) 大和-iFr…
投資に関する市況レポートは沢山出ており、片っ端から読んでいるとやたら時間を食ってしまう。 世の中には読むべき本が沢山あり、同じような情報を何度も読んで時間を浪費するのはもったいない。 そこで、プロの市況レポートの内、要点がコンパクトにまとめ…
株に投資する方法は二つある。投資信託と個別株だ。 投資信託は多数の株を運営会社がセット販売しているもので、投資先が分散されているのでリスクが低い、少額から投資できるといったメリットがある。 一方、個別株は信託報酬がかからない、株主優待が受け…
先々週は世界的に株が下落した。1月から急速に上がった株は先週あたりから頭打ちになっていた。そこで、欧州中央銀行(ECB)が経済成長見通しを大幅に下方修正したり、中国の証券会社が珍しく売り判断を出したりしたせいで、株価が大きく下落した。 先週は株…
『生き残りのディーリング 決定版 投資で生活したい人への100のアドバイス』(矢口新著、パンローリング)は多くのプロディーラーが座右の書としているという名著だ。書かれたのは2001年だが、原則的なことが書かれているので、内容は古びていない。 私は主…
先進国株式の買い時ははっきりしている。株が暴落している時だ。株の暴落時はリスク回避の円高になるので、ドル建ての株式は二重に割安になる。 一方、先進国債券の買い時は複雑だ。リスクが高まると株を売って安全な債券を買う人が増えるため、債券が値上が…
前回の記事でVIX指数35以上でS&P500の実績PER20以下なら絶好の買い場だと書いた。 shinonomen.hatenablog.com VIX指数が高い時、株価が割安になるのは、投資家が恐怖にかられて愚かにも割安な価格で株を投げ売ってしまうからだと思われがちだ。 だが、実際は…
今から見れば、年末年始は絶好の株の買い場だった。 S&P500は12/24からの一ヶ月で12.4%も上昇した。年率なら148.8%だ。 普段なら、超凄腕の投資家が相当苦労して隠れた有望株を発掘しても、なかなか月に10%のリターンを上げることは難しいが、年末に勇気を持…
投資の世界で有力視されている仮説に効率的市場仮説がある。 効率的市場仮説によると市場が新しい投資情報を速やか、かつ適切に織り込むため、リスクが等しい商品のリターンは等しくなる。 成長率が高い企業の株は高く、低い企業の株は安くなるため期待リタ…
初心者向けの投資本にはしばしば、投資信託を定期的に積み立て、リバランスの時以外絶対に売ってはならないと書いてある。 だが、原理上売った方が良い場合も存在する。それは下記の二つの場合だ。 1)明らかに本質的価値より高い場合 株や投資信託に、明らか…
米国株が急激に値を戻している。昨年末にこれまでの下落のダメ押しのように6.63%暴落したS&P500は1月に入ってから順調に値を上げ、1月18日には12月13日の暴落前の水準まで回復した。 株にはモメンタムという、上がっているものは上がり、下がっているものは…
ダウ平均30銘柄、及び時価総額が大きい5銘柄についてPER、PBR、ROE等のバリュエーションを調査した。 調査を行ったのは2018年12月24日。情報元はモーニングスター米国株式情報である。 www.morningstar.co.jp 12月24日は米国株が大暴落し、最安値をつけた日…